シャンクスが近海のヌシになぜ腕を食われたのか?覇気で倒すことが出来なかった?

シャンクスと言えば、ワンピース第1巻において、ルフィが海賊になるきっかけを与えてくれた友人であり、命の危機を左腕を犠牲にしてでも救ってくれた恩人でもあります。

「シャンクス、腕が!!!」となくルフィに対して、「安いもんだ、腕の一本くらい、無事でよかった」と優しく声をかけるシャンクスの姿から涙腺が緩んでしまった方・かっこよすぎで惚れてしまった方も多いのではないでしょうか。

そんな名シーンですが、1つの謎を残しております。

それは、10年後のルフィの旅立ちの日、シャンクスの腕を奪った近海のヌシをゴムゴムにピストルで追い払って冒険が始まりました。

当時は、先輩海賊の腕を奪った敵を取れた・シャンクスと対等な力を持てた、と言うような印象でした。

この時のルフィの実力を仮で懸賞金1000万程度だとしましょう。

では、ルフィ幼少期のシャンクスの懸賞金がどうなのか

直近の映画FILM REDにおいて、当時のシャンクスの賞金額らしきものが映っていました。

その額「10億ベリー」

現在の懸賞金40億と比べると、低くなるものの、圧倒的実力を持っており、少なくとも近海のヌシに対して覇王色の覇気らしき攻撃をしていたことから、瞬殺できる実力はあったのではないか、と想像できます。

では、なぜ近海のヌシごときにシャンクスは腕を取られてしまったのでしょうか?
いくつか考えてみましょう。

なぜシャンクスは近海のヌシに腕を食われてしまったのか?

①近海のヌシに対抗する力がなかった、弱っていた

まずは、当時の時点で近海のヌシに対抗する力がなかった、あるいは一時的に弱っていた、と言う事です。

そもそもシャンクスがココヤシ村付近を拠点にしていた1年間は何のための1年間だったのでしょうか?

少なくとも新世界と比較すると圧倒的に平穏で重要なものもないような島の付近に長期でいる理由も不明です。

可能性の一つとして、シャンクスはこの時点で大きなダメージを追っており、戦闘能力を一時的に大きく低下していた可能性もあります。
覇王色の覇気においても、当時あまり使いこなせていなかった可能性もありますが、近海のヌシ程度であれば瞬間的に気絶させることも出来る実力はあるはずですが、時間差で近海のヌシを怯えさせる程度の力しか発揮しなかったことから、あらゆる能力において弱体化が起こっており、瞬時にルフィを救うには腕を犠牲にして守る必要があった、と言う事も考えられます。

戦闘においてもこの当時は一度も行ってないことから、弱っていたのもよりあり得ます。

これであれば、友達のために怒る事の出来る優しいシャンクスの行動としてはイメージ通りです。

②ルフィに海賊の過酷さを教えたかった

もう一つの説として、ルフィをわざとピンチに陥らせて、それを自分を犠牲にする事で庇う事で、ルフィに海賊の厳しさ、そして覚悟の必要性を伝えた。

と言う説です。

意外な説になりますが、これだと様々なことでつじつまが合ってきます。

まず、そもそもヒグマ程度にルフィをさらわれる、という失態をシャンクス達赤髪の海賊団がする事がおかしいです。
友達を守る、ということを重要視しているシャンクスが、救うべき相手から意識をそらすはずがありません。

また、近海のヌシにおいても、当時時点で、超遠距離から覇王色の覇気で気絶させるのは造作もないはずで、仮に覇気のコントロールが出来なかったとしても、より簡単に守る事は出来たはずです。

この様に複数の失態をしていることから、シャンクスは腕を失う、という悲劇を狙って起こした、という説も考えられます。

もちろん近海のヌシが出るタイミングやヒグマが誘拐することは予想することはできないですが、ヒグマがルフィを殺す可能性もあの時点で高かったはずです。

そのタイミングを狙って自己犠牲を計画していたのであれば、近海のヌシが襲うタイミングで腕を差し出す決心をするのは自然な考えになるのではないか、と思いました。

腕を失った過去に対して、白ひげとの会話でこのようなものがありました。

「おめえほどの男が東の海で腕一本落として帰ってきたときは誰もが驚いたもんだ」

「どんな敵にくれてやったんだ、その左腕」との白ひげの問いに対して

「新しい時代に懸けてきた」とシャンクスが言います。

ルフィはロジャーと同じく「海賊王になる」と発言した男であり、自身の親の様な存在と同じ発言をする、新しい時代に懸けるという目的の為なら、左腕すら安い、という考えからの行動だった、とも考えられます。

③とっさの行動と判断だった

今でこそ圧倒的風格で、完璧超人のような男シャンクスですが、当時はまだ若く、ただ友達であるルフィを救いたかっただけという説です。

実際に、ヒグマにルフィをさらわれる、目の前でルフィに暴力を振られる、という失敗をしています。
直近の赤髪の海賊団を考えるとあり得ないような失態です。
この様に最善策をとっさに行動できていないことから、ルフィを救う際にも、最善ではなく最速で思いついた策を選んだのではないでしょうか。

とっさの判断が必要で、その時最初に思い付いたのが自分を犠牲にして庇う事だった、友達の為なら自分を犠牲にするシャンクスが最初に思い付きそうな策ですね。

④ニカの暴走に巻き込まれて腕を失った

最後の説は、ルフィが死に直面した影響でニカが暴走してしまい、そのニカを止める為に左腕を犠牲にしなくてはいけなかった可能性があります。

当時懸賞金が10億であると明らかになっていたシャンクスのため、近海のヌシ程度に腕を奪われるとは考えにくいです。
その為圧倒的強大な敵との戦いで失ったと考えるのが妥当であり、ゾオン系悪魔の実が未熟な体では覚醒に耐えられず、暴走してしまう特徴もある為、ニカが暴走したことでシャンクスの腕も失ってしまったのだと考えられます。

↓詳しい根拠はこちらにまとめておりますので是非ご覧ください。

まとめ「シャンクスが近海のヌシに左腕を食われた理由は?」【ワンピース考察】

いかがでしたでしょうか!

物語が進むほど疑問を感じる部分で、当時も強かった、という事実が発覚してからその疑問はより深まっていました。
そんなシャンクスの謎についていくつか考察してみました!
他にもシャンクスやワンピースについて考察をまとめておりますので是非ご覧ください!

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