青キジ（クザン）が黒ひげ海賊団の仲間だという説があります。
実際に黒ひげ海賊団として活動する描写や、黒ひげが滅ぼした街には氷漬けにされた人物が複数いました。
果たして、クザンは本当に黒ひげ海賊団に所属しているのでしょうか？もししているならなぜ黒ひげに加担しているのでしょうか、考えてみましょう。
黒ひげ海賊団「青キジ(クザン)」が登場
ワンピース1064話にて衝撃的な一コマが、この回以前に海軍を脱退しており、赤犬とも長い戦いの末離れていったことがありました。
その後のクザンの消息が不明だったのですが、この回にクザンは「黒ひげ海賊団10番船船長」だという事が明らかになりました。
そして、ビックマムの元で、ビスケットを凍り付かせ、プリンを誘拐したというような描写がありました。
プリンと言えば、三つ目族の娘であり、三つ目が覚醒した際にはポーネグリフを解読できる能力を手に入れられると言われています。
これを狙っておそらく黒ひげはプリンを誘拐したのだと思われます、そしてクザンも誘拐に協力していることもわかります。
クザン・青キジと言えば、ルフィやロビンらを何度も見逃したり、だらけているように見えて自分の信じている正義に忠実に行動している「良い人物」というイメージが強いかと思います。
そのことをおぼえた上で次の画像を見てみましょう。
ビックマム海賊団を攻め入ったさいに、一般人も多く住む「カカオ島ショコラタウン」を街ごと全て氷らせ尽くす、といったい異常な行動を見せています。
通常であればこのような攻撃によって街の住人は全て死に絶えているはずです、この行動はクザンの正義を考えるとあり得ない行動です。
この事実からクザンが本当は黒ひげ海賊団には手を貸していない、とも考えたいですが、おそらくその可能性は低いです。
なのでここからは黒ひげ海賊団にクザンが加入しており、戦闘にも参戦している、という前提をもとになぜこのような非道な行いを出来るのか、どのような目的があるのか、について考えていきましょう。
なぜ青キジ（クザン）は黒ひげに協力しているのか？
では、なぜクザンは黒ひげに協力しているのでしょうか？
いくつかのパターンで考えてみましょう。
クザンは元々悪の人物だった？
まずはシンプルにクザンが悪だった場合の話です、初登場時のクザンは、デービーバックファイト編の際にルフィ達の前に現れました。
その際に海軍大将と言う立ち位置、そして読みにくい性格の人物だという印象でしたが、その時の発言が「やっぱお前ら・・・今死んどくか」というように、少なからず自分が正義と信じた者に対しては殺すことはためらわない一面もあると考えられます。
ロビンやルフィを躊躇せず凍らせたことから、凍らせるくらいであれば平気で行えるのかもしれません。
とある目的のために一般人を凍らせるのはしょうがないことだと考えるようなことがあるのでしょうか？
正直この説は無いかと思います、青キジはオハラのバスターコールの際に、サカズキの攻撃を見て苦悩する表情が見えます。
この様な感情を持つ人物が目的のために他者を犠牲にするとは考えられません。
クザンは海軍・SWORD所属のスパイ？
ではもう一つの説として、表上は海軍を脱退となっていますが、これも作戦で黒ひげ海賊団にスパイとして潜入している、と言う説です。
海軍にはSWORDというスパイ組織がありますが、各所に身分を隠して潜入している描写がありました、例えば百獣海賊団のドレークなどが当てはまります。
クザンも同様にスパイなのでしょうか？
海軍元帥となった赤犬ですら、「クザンの事を関係ない」と言っている描写があります。
おそらくサカズキは嘘をつけるようなタイプでもないので本音でもう喧嘩した相手はどうでも良い、といった意味で発言していると考えられます。
また仮に海軍内でのスパイだとしたら、把握している人が少なすぎる為、このような言い争いが海軍上層部で起こっていることから、スパイの説も可能性が低いと思います。
クザン単独行動で黒ひげの行動を止めている？
クザンの発言として
「海軍に所属しなくても実行できることはある」
「所属しねェから見えてくるもんもある・・・」
という言葉があります、つまりクザンなりの「正義」をもって行動しているという事が分かります。
そして所属しねェから見えてくるもの、それは海軍の隠している空白の百年についての可能性が高く、正義だと思っていた海軍が開くかもしれない、という可能性を確かめるために海軍を離れた可能性が高いです。
また、そのうえで黒ひげと行動している理由はなにか？と考えると、黒ひげと共にラフテルに行き、空白の百年の真の歴史を知る事がまず目的の一つではないかと考えます。
空白の100年を知るためには、ポーネグリフの解読が必要なため、プリンを誘拐するために黒ひげに協力したことは納得です。
そしてもう一つの謎である、「一般人を凍らせた」と言う事に関して、自分の目的のためにクザンがこの様なことをするとは考えられません。
凍らせられるより最悪の状況を考えてみますと、黒ひげ海賊団に毒殺・銃殺など、より無残な殺し方からより楽な死へ導いた、という考え方も出来ますが、青キジの技は「生きたまま凍らせる」事が出来るのが判明してきています。
「アイスタイムカプセル」
つまり、現状のまま凍らせ「生きたまま保存する」という能力により、黒ひげ海賊団に殺されるはずだった住民たちを一時的に時間を止めて救った、という見方が出来ます。
つまり自分の目的である空白の100年を解明するとともに、黒ひげによる被害を最小限に抑えることを目的としてこの海賊団に所属しているのではないでしょうか。
可能性は低くはなりますが、赤犬も共謀しており、クザンが氷尽くした人間を秘密裏に溶かして救う役割を与えてるかもしれませんね笑
いかがでしたでしょうか！
「だらけきった正義」である青キジがなぜ黒ひげ海賊団に所属しているかをいくつかの視点で考えてみました。
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