天竜人への天上金システムが判明、天竜人による国の統治とは?【ワンピース1097話考察】

天竜人へ払う天上金制度、ワンピース1097話において明らかになった天竜人による世界の支配の実態が明らかになってきました。
今回はその天上金の詳細やそのシステムについて考察していきます。
この事実が明らかになったことによって、ナミの故郷のアーロンによる支配など、より明らかになってきた事実もありますので、ぜひご覧ください!

↓1097話のネタバレ考察はこちらからご覧ください。

天竜人とは?正体は過去の19の国の王の子孫?

天竜人は「世界貴族」とも称され、非常に高い社会的地位を持つ人々です。彼らは800年前の「空白の100年」を生き延びた19の王族の子孫であり、その中の一族が「世界政府」を創設しました。現在でも、彼らは世界政府の最上位に君臨し、その権力は絶大です。天竜人はマリージョアに住んでおり、彼らの住む地域は「聖地」と呼ばれています。

天竜人は、他の人間を自分たちよりも劣った存在と見なし、奴隷として扱うことが許されています。彼らの中には、非人道的な行為を平然と行う者もおり、その残忍さは物語の中で何度も描かれています。

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天竜人による天上金制度とは?

天上金制度は、アニメや漫画の世界において、特に「ワンピース」において重要な要素の一つです。
この制度は、世界政府の最上位に位置する天竜人への上納金システムであり、加盟国が人権を得るために支払う高額な税金のことを指します。
この制度の存在は、物語の中で長らく暗示されていましたが、最近になってその詳細が明らかになり、多くの読者から驚愕の声が上がっています。

天上金は、国民一人ひとりに課される金額であり、その額は国の規模に関わらず一律ではないことが判明しました。

これにより、収入が少ない家庭や、老人や子供が多い国にとっては非常に厳しい制度であることがわかります。一部の情報では、子供には半額などの救済措置があるかもしれませんが、老人にはそのような配慮はないようです。
バーソロミュー・くまの住んでいたソルベ王国では、ベコリ王が統治している国であり、普段から天竜人には媚びを売り、住民からは老人からも金を徴収することで国を治めていました。
しかし、国と認められるには、住人の数分の天上金を世界政府に収める必要があり、その額は、年寄りや子供も関係ない為、年寄りの多いくまの国においては、支払いが困難になってしまいました。

また、天上金制度によって、加盟国が減少することを避けるために、国の重要度によっては世界政府が相談に乗ることもあるようです。
しかし、天上金を払えない国や人々は、非加盟国扱いや奴隷扱いされ、社会から排除される可能性が高いとされています。

そして今回ベコリ王は、足手まといとし、くまの教会付近と老人たちの村を、完全に国から切り捨てる事、つまり稼げない人を足手まとい都市、切り捨てることで、天上金の額を足りるように調整しようとしました。

そのことによって、老人の村の住民などは奴隷のように扱われ、くまは王国軍に対して対抗したのが22年前の大事件の始まりになります。
そしてこの国民を切り捨てる、と言う判断はおそらく「天竜人」からのアイデアだと思われます、過去に媚びを打っていた国王は天竜人に国と認められるための方法を教わったのだと考えられます。

そして、ビビやコブラ王の収めていた、アラバスタのような国は、人口が1000万人もいるにも関わらず内乱を起こす余裕があるほど裕福であることが示されています。
これは、国内での一次産業がしっかりしていることや、観光業が盛んであることなどから、天上金を余裕で賄える国の一例とされています。

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一方で、ドレスローザのような国は、ドフラミンゴの支配下にある間、国民の多くがおもちゃにされ、上納金の負担が減ったという皮肉な状況が描かれています。これは、労働力は減らないものの、上納金を支払う人口は減少するという、独特の経済システムを持つ国の例です。
この様に様々な手段で国民の数を減らし、天上金の額を調整している国が多く存在しているかもしれません。

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この制度が物語の中で描かれる世界の不正義を象徴していると感じており、天竜人や世界政府が悪であるという立場がより鮮明になってきました。

ココヤシ村のアーロンは天竜人への天上金を稼いでいた?

ナミがココヤシの村で行っていたことが、この制度の一部を反映していたという指摘もありました。
アーロンにより、ココヤシ村が住民1人10万ベリーを要求されており、それを払えない場合は罰を受けていたココヤシ村ですが、これは天竜人の天上金を支払うためにアーロンが金を集めていたからだという可能性が出てきました。
途中でナミが海賊から盗むことで稼いで来た金を、アーロンと裏でつながった世界政府が奪いに来たことも、天上金関連でつながりを持った可能性があります。
つまりあのココヤシ村の事件も天竜人によって原因が作られた可能性があります。

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まとめ「天竜人の天上金システム」【ワンピース考察】

 

いかがでしたでしょうか、今回は1097話において明らかになった、天竜人による制度「天上金」について考察してみました。
過去の物語においても大きく関わる面があり、金がなければ国として認められず、認められない場合は天竜人や世界政府に滅ぼされる可能性があるという、圧倒的な支配を受けているのがこのワンピースにおける国である事が明らかになってきました。
金のために行動する国は悪ではあるものの、真の敵は他にいるのかもしれず、今後過去のストーリーの真相がより明らかになってくるかもしれません。

引用:ワンピース・尾田栄一郎