太陽の十字架は「太陽神ニカ」信仰する宗教?世界政府のシンボルの秘密が明らかに【ワンピース考察】

今回は、「太陽の十字架」と「太陽神ニカ」の関連性、太陽信仰をする組織達、そしてそれを阻止するべく作られた世界政府のシンボルの秘密について考察していきます。
この記事では、太陽の十字架の意味、それが示す歴史的・文化的背景、そしてアニメ内でのその重要性について掘り下げていきます。

ワンピース内において太陽や月を含めた惑星は非常に重要な要素として描かれています、そんな秘密について見ていきましょう!

↓1098話のネタバレはこちら

太陽の十字架って何?

ワンピースおいて、太陽は度々重要な要素として描かれています。

例えば、ワンピース第一話「ROMANCE DAWN(冒険の夜明け)」というタイトルが付けられており、夜明け=太陽の昇る時、となり、重要な要素として、当時から考えられていた可能性が高いです。

そして、1000話を超え、ルフィのゴムゴムの実の正体が「太陽の神」であるニカだと判明しました。
ルフィの能力こそが太陽を象徴しており、神という崇められるような存在があり、その一つが太陽であるという事が明らかになってきました。

【ワンピース考察】太陽の神ニカとは?ゴムゴムの実はヒトヒトの実だった!ルフィはジョイボーイなのか!

バーソロミュー・くまの教会と十字架の秘密

ワンピース最新話1098話の物語において、くまが教会をやっている理由、そして、進行している宗教、神の存在が明らかになってきました。
ジニーが天竜人にさらわれ、病気によって亡くなった後、くまは娘であるボニーを育てると決意をします、くまがボニーを抱きしめるシーンは非常に感動的です。
そして、このシーンで背景に描かれている教会の十字架に注目してみると、よく見るとただの十字架ではありません。
交差する十字の真ん中の部分に太陽のようなデザインが施されており、これは太陽信仰の象徴と考えられます。くまの一族は代々バッカニア族として、この宗教を守ってきたとされ、この十字架には彼らの信仰と歴史が込められているのだと考えられます。

ワンピース 1098話 ネタバレ考察:ジニー救出作戦、そしてボニーの誕生の秘密とは

バッカニア族が進行する「太陽の神ニカ」

バッカニア族は、明確に進行している「神」が存在します。

それこそが「太陽の神ニカ」です。
二カはドンドットット♫という楽しいリズムに乗って現れる解放の戦士であり、どんな苦難な時でも、ニカが笑顔で助けに来てくれると、バッカニア族の中では信じられています。
全てにおいてニカが来ることはなく、実際に姿を見たバッカニア族はほぼいないとは思われるので、心の支え・希望の象徴として、ニカがとらえられていたのだと考えられます。

くまや、くまのお父さんも、どんな苦難の状況になってもニカの楽しいリズムを思い出したりすることで、笑顔になる事の出来るため、特にバッカニア族は政府から産まれながらに奴隷階級とされており、危険な立ち位置にいる中で、笑顔で生きていけるのはニカの存在がとても大きいのだと考えられます。

しかし、様々な要素を見ていくと、この太陽の神ニカこそが「世界政府に奴隷として扱われる理由」となっている可能性が出てきます。

ニカの聖書が存在!バーソロミュー・くまが持っている本について

太陽の十字架と世界各地の紋章、様々な形で伝えられる太陽の信仰

ローの過去篇のシスター

この太陽十字は、ワンピースの世界において重要な意味を持つ紋章であり、世界政府・天竜人に支配された世界の希望となっている太陽の信仰は、おそらく政府にバレてしまった時点で消されてしまうほど危険な宗教です。
その為、多くの場所で形を変えて信仰されているような描写が見られます。
例えば、このシーンはローの過去のシーンでフレバンスに住むシスターが
「ね? ロー君。この世に絶望などないのです。このように慈悲深い救いの手は必ず差し伸べられます」
というように、救いがあるというメッセージを伝えた後亡くなるしてしまうシーンです。
手元には十字架があり、「太陽のマーク」はついておりません、おそらくバレない様に十字架で胡麻化してると思われ、ここでの救いの手もニカを刺している可能性があります。

スリラーバークの墓

同様にスリラーバークの墓を見てみると十字架が存在します、実はスリラーバークは「ゴッドバレー事件のあった場所」だという可能性もあり、ここにはロックス海賊団・ロジャー海賊団などの中で太陽信仰をしていた人物がここで亡くなり、墓を建てられた、と言う可能性があります。

スリラーバークの将軍ゾンビはロックス海賊団?ゴッドバレーはスリラーバークだった?【ワンピース(ONE PIECE)考察】

くまの服装の十字架

太陽の信仰をしていると明らかになったくまの王下七武海としての服も、同様に十字架を表すような服装をしております。
太陽を隠すことで太陽神ニカを信仰してることは隠しつつ、自我を失ってもニカを信じるという硬い意思が感じられます。

そして手に持ってる本も「バイブル=教典」という聖書のような本を持っており、ニカを表している本のようにも見え、ニカの聖書だと考えられます。

また、肉球のマークもニキュニキュの実の能力を表しているのかなとも思ったのですが、太陽のマークを変えたようにも見えます。
何か意図があって太陽に近づけているのか、もしくはニキュニキュの実が太陽の神にまつわる能力の可能性もあります。
そもそも肉球の能力と言うのも変ですし、肉球がある獣系の悪魔の実だったりするのでしょうか?

バーソロミュー・くまのニキュニキュの実の真の能力がやば過ぎる、ゾロの名シーンには理由があった【ワンピース1097話考察】

タイヨウの海賊団

そしてタイヨウの海賊団はモロ太陽を表した海賊旗を掲げておりました。

タイヨウの海賊団の概要

  • 設立の背景: タイヨウの海賊団は、魚人と人間の間の差別に対抗するために設立されました。この海賊団は、魚人たちが人間に対して持つ不満や怒りを象徴しています。
  • 初代船長: 初代船長はフィッシャー・タイガーで、彼は魚人としての誇りを持ち、人間と魚人の平等を願っていました。彼のカリスマ性と強さは、多くの魚人を惹きつけ、海賊団の結成に至りました。

フィッシャー・タイガー

  • 奴隷解放: フィッシャー・タイガーは、聖地マリージョアで奴隷として扱われていた魚人や他の種族を解放しました。これは、彼の正義感と強い意志の表れであり、多くの魚人にとって英雄的な存在です。
  • 人間への憎しみと葛藤: 人間に対する憎しみと同時に、無実の人間を傷つけることへの葛藤を抱えていました。この複雑な感情は、彼の行動や海賊団の方針に影響を与えています。

この様に太陽十字には様々なバリエーションが存在します。
円の中に十字が描かれたものが基本形で、これは太陽の力と宗教的な意味を組み合わせたシンボルです。くまの教会にある十字架は、この太陽十字の一種と考えられ、彼らの信仰と歴史を象徴しています。

太陽の十字架を上書きした世界政府の旗

太陽十字は、ワンピースの世界において世界政府との関連性を持つ重要なシンボルです。

世界政府の旗のデザイン

  • 基本構造: 世界政府の旗は、中央に四つの道が交差する形をしており、その中心には大きな円が描かれています。この円と交差する道は、世界政府の広範な影響力と権威を象徴しています。
  • 色彩: 旗の基調は白と黒で、これは世界政府の絶対的な権力と、その権力に対する厳格さを表していると考えられます。

しかし、こんな意味を含んだような旗だと思われていたのですが、もっと重要な理由が隠されているのだと予想できます。
くまの教会の太陽の十字架の部分を全て塗りつぶしてみます。

十字架をまっすぐ棒で塗りつぶし、はみ出た部分は丸で塗り潰してみました。
かつて、世界政府が出来るきっかけとなった、19の王国と1つの大国の戦いにおいて、1つの大国はこの太陽に神ニカを象徴したこのシンボルを象徴としていた可能性があります。
そんな国に勝利した19の王国、つまり世界政府は、太陽の十字架を塗りつぶし、そして自身の新たな国の象徴としてこの世界政府のシンボルを作製したのだと考えられます。
勝ったことを表に示すためと言う理由も考えられますが、太陽の十字架に似たものが出てきたとしても、世界政府のシンボルとして認知させることも出来、完全に存在を抹消するためにこのマークを世界政府のシンボルにしたのだと考えられます。

結論「太陽の十字架と太陽の神ニカ、世界政府の旗」【ワンピース考察】

ワンピースにおける太陽の十字架は、単なる装飾以上の意味を持つ重要なシンボルです。
くまの教会や彼の服に描かれた太陽の十字架は、彼らの信仰と歴史を象徴しており、物語全体において重要な役割を果たしています。このシンボルを通じて、ワンピースの世界には深い宗教的、政治的な背景が存在することが明らかになります。

引用:ワンピース・尾田栄一郎