今回はワンピースFILM REDに登場したラスボス的存在である「トットムジカ」について紹介していきます。
新たな概念の敵であり、トットムジカが存在していることにより今後のワンピースで新たな要素が登場する可能性もあるので是非ご覧ください。
トットムジカは何者?
トットムジカはウタウタの能力により現実世界に具現化される、古代の遺産です。
普段はトットムジカの「楽譜」として存在しており、その楽譜をウタウタの能力者が歌う事によって姿を現します。
人々の負の感情などが具現化した存在とされており、曰く「魔王」ということでした。
ワンピース内では悪魔の実の能力も人のこうなりたいという未来が具現化したものだと言われており、思いや感情が強まることで具現化してしまった存在の一つだと考えられています。
この世界には神のような存在がいるのでしょうか。
また、ウタワールドというウタウタの実の能力によって作られた空間と、現実世界に同時に存在するというものであり、異空間や別世界と言う概念までもこのワンピースワールドには存在しうるという事を表しています。
今後人知を超えた能力や存在が本編に登場してもおかしくなくなりました。
過去のトットムジカの起こした事件
ワンピースFILM REDでは過去にトットムジカは事件を起こしていたことが明らかになりました。
それはウタの幼少期時代、赤髪の海賊団の音楽家として活躍していた彼女は、シャンクスと共に音楽の島エレジアに向かいます。
そこではあらゆる音楽が反映しており、ウタ自身もとても楽しい日々を過ごしていました。
そんな中ウタはとあるパーティー内で歌を披露することになります、その素晴らしい歌をエレジアの国中に広めるために、拡声器を使って世界に声を届けました。
そこからが悲劇の始まりでした。
エレジエアの地下にひっそりと封印されていた「トットムジカ」の封印を解くカギとなってしまいました。
そしてトットムジカを現実世界に召喚するための鍵が「トットムジカの楽譜」でした。
その楽譜は、知らず知らずのうちにウタの元にたどり着き、ウタは軽い気持ちでその歌を歌いました。
この瞬間トットムジカは解放されます。
音楽の国であるエレジアを破壊しつくし、住民を滅ぼしてしまいます。
その時に同伴していたシャンクス達赤紙海賊団は激しい戦闘ののちトットムジカを食い止めます。
その当時はウタの体力切れにより、戦闘は終了したため、当時のシャンクスらでさえ国を守り切る事は出来なかったのです。
そしてそんなウタにはトットムジカで国を滅ぼしてしまったという事実は隠し、シャンクス自身が犯人だという嘘をつき、音楽の国に置いて行ってしまいました。
そして映画フィルムレッドの話に繋がります。
トットムジカの楽譜はなぜウタの元にたどり着いたのか?
1つの疑問として、トットムジカの楽譜が地下深くで封印されていたはずなのですが、映画フィルムレッド内では「楽譜」自身がウタの元にやってきたような描写がありました。
実は似たようなことが悪魔の実にはあり、ゴムゴムの実を例にすると、800年の間政府が追い求めた悪魔の実であるにもかかわらず、一度も確保されたことのない実でした。
これは悪魔の実には意思が宿るとされており、ゴムゴムの実の場合はニカの意思が宿ると考えられていることから、ニカの意思で世界政府にとらえられなかったのだと考えることが出来ます。
しかし悪魔の実が歩いて移動するというわけではなく、直近の話では海軍がゴムゴムの実を運んでいた中、シャンクスらが強奪したことによって、悪魔の実は結果的にルフィが食べることになりました、つまり間接的に世の中に干渉することで自分の思い通りに世の中を操っているように思えます。
トットムジカの楽譜も同様に、例えば封印のそばを歩いていたひとのもとに、偶然落ちてきて、拾われて運ばれたり、そのまま人の手や風や水などの自然を渡り歩いて、結果的にウタの元にたどり着いたのではないでしょうか。
魔王の意思によりトッドムジカはウタによって歌われようとしたのです。
ゴードンはなぜトットムジカを処分しなかったのか?
そして、今回の事件の原因の一つとして、トットムジカの楽譜が処分されていなかったことも原因として挙げられます。
ゴードン曰く、音楽家として楽譜を捨てることはできなかった、ということであり、もちろんこの意見はもっともなのですが、トットムジカ自身が楽譜を守りいつかの復活のために、ゴードンが捨てない様に意識を操っていたか、もしくはゴードンが捨てられないような素晴らしい楽譜とする事で、音楽家の意思によって捨てられないようにしたりなど何かしら影響を与えたのだとも考えられます。
そしてFILM REDの後の楽譜の行方は不明であるため、もしかしたらこの世の中にまだ存在している可能性もありますね。