シャンクスがバレバレ過ぎる!
「ワンピース」の中で、シャンクスは多くの謎に包まれたキャラクターです。
物語の初期から赤髪の海賊団の船長としてモンキー・D・ルフィと共にフーシャ村で過ごしていたり、その中でもルフィを守るために腕を犠牲にして守っていたり、ルフィのトレードマークである「麦わら帽子」をシャンクスから与えられるなど、様々な面においてルフィはシャンクスとのつながりがありました。
そんなシャンクスですが、四皇として圧倒的強さを持っていることは分かっていたのですが、それ以外の情報がほぼ無く、たまにポット出てくる程度の出現回数であり、謎な要素も多いです。
今回はそんな難しく未知な人物であるシャンクスの数少ない情報からシャンクスの正体やその目的についていくつかの視点で考察していきたいと思います。
シャンクスが好きな方、どんなキャラクターか知りたい方など是非ご覧ください。
シャンクスの四皇としての強さと立ち位置、政府の関係
「ワンピース」の世界において、三大勢力と呼ばれる「海軍本部」「四皇」「七武海」が存在します。シャンクスはこのうちの「四皇」に数えられていますが、彼の立場は単純な敵対関係に留まりません。
シャンクスは、その圧倒的な強さにより海軍大将を怯えさせルほどの力を持っております、しかし、シャンクスは力だけでなく、何かしら世界政府に対して関係を持っているような描写がありました。
シャンクスと世界政府との関係は、この三大勢力とのバランスに密接に関連していると言えます。特に、シャンクスが世界政府と何らかの「利害の一致」を見出している可能性が指摘されています。
この点から、シャンクスが単なる海賊ではなく、より複雑な立場にいることがうかがえます。
世界政府とシャンクスの関係として、第907話にて深いかかわりがありそうな描写が登場しました。
聖地マジョ―リア・パンゲア城「権力の間」にて五老星が集まる中、「君だから時間を取った」と言われる男がシャンクスです。
五老星と言えば、政府内の人物でさえ姿を知る事もないような圧倒的上の立場の人物です、そんな5人に直接会い、対等に話し合えるシャンクスには何か秘密がありそうですね。
具体的な内容は不明ですが、この接触が示すのは、シャンクスが単なる海賊以上の何かを世界政府に提供している、または逆に何らかの情報や支援を受けている可能性があるということです。
シャンクスと「D」の意志
シャンクスの正体については多くの仮説が存在しますが、一つの興味深い説は、シャンクスが「D」の意志を継ぐ者であるというものです。この説によれば、シャンクスの両親は天竜人であり、ロックスに命を奪われている可能性があるとされています。この点は、シャンクスが「D」の意志を継ぐ者である可能性を高めています。
シャンクスは天竜人なのがバレバレに?
シャンクスが天竜人である可能性も指摘されています。
本名はフィガーランド?
シャンクスの本名が「フィガーランド」であるという説もあります。
この根拠としては、劇場版ワンピースのFILM RED内で五老星の会話によって明らかになりました。
ウタの事を世界政府が命を狙っており、シャンクスがウタを自分の娘だと宣言した際のセリフとして
「あの娘がフィガーランド家の血筋でもか?」
というものがありました。
つまり世界政府内の五老星はシャンクスの事をフィガーランド家だと認識している事実があるという事です、前段でシャンクスが五老星と対等に話している描写について紹介しましたが、五老星のさらに上の存在である天竜人であるのなら、この対応は不自然ではありません。
フィガーランド家とは?
フィガーランド家は「ワンピース」の世界において、多くの謎に包まれた天竜人の家系の一つです。この家系は代々暗殺一家であると思われ、天竜人の処刑などに関与している可能性があるとされています。
また、フィガーランド家には、神の騎士団という天竜人内の戦力において、騎士団長を務めている「フィガーランド・ガーリング聖」と言う人物の存在が明らかになりました。
過去にシャンクスはフィガーランド家である可能性が示唆されてきた為、シャンクスは天竜人であり、その父親がガーリング聖だという可能性もあります。
この家系の存在が明らかになって以降、多くのファンがシャンクスとフィガーランド家との関係性について注目しています。
シャンクスとフィガーランド家の血縁関係の可能性
シャンクスがフィガーランド家の血を引いている可能性が指摘されています。特に、映画「ONE PIECE FILM RED」で五老星が「ウタ」のことをフィガーランド家の血筋として言及している点が、この仮説を裏付けています。もしシャンクスがこの家系に属しているのであれば、それは彼の行動や立場に多大な影響を与えている可能性があります。例えば、シャンクスが何らかの形で天竜人や世界政府と関わっている背景に、この血縁関係が関与している可能性があります。
シャンクスとフィガーランド家の関係性における神話の影響
シャンクスのキャラクターには、北欧神話の最高神である軍神・テュールがモデルとされています。一方で、フィガーランド家にも神話が関与している可能性が指摘されています。この点から、シャンクスとフィガーランド家との関係性には、神話的な要素が織り交ぜられている可能性があります。具体的には、シャンクスが何らかの「使命」や「運命」を担っていると考えられ、その背後にはフィガーランド家との深い関係性があるかもしれません。
シャンクスが「ワンピース(ひとつなぎの大秘宝)」の正体と場所を知っている?
シャンクスが「ワンピース」の正体について何らかの情報を持っている可能性もあります。特に、シャンクスが「奪う」という発言をしたことが、この仮説を裏付ける一つの手がかりとなっています。
ワンピースは現段階の物語では正体は明らかになっておらず、かつてロジャーが手に入れ正体を知っている程度の情報しかありません。
シャンクスは、当時ロジャー海賊団として共に航海をしていたものの、ひとつなぎの大秘宝へは共に向かわなかったため、おそらく正体は知らないのだろうと思っておりました。
しかし、シャンクスがついにひとつなぎの大秘宝を「奪りに」行こうかと言う発言をしたことで、シャンクスはある程度情報を持っている可能性が高くなってきました。
奪うという表現をしていることから「所有者が存在」し、「奪うことが出来る何か」ということです、正体が不明のものをここまで把握してることから、ロジャーやその周り、もしくは何かしら別の方法でひとつなぎの大秘宝への手掛かりを手に入れているのかもしれません。
ゴムゴムの実との関連性・ニカの正体を知っていた?
シャンクスがかつて保持していた「ゴムゴムの実」についても、実際には、シャンクスがゴムゴムの実の真の力について認識していた可能性が指摘されています。
過去において、シャンクスは政府の特殊部隊CP9の船からこの果実を手に入れたとされています。
この行動が示すのは、ゴムゴムの実にはシャンクスが政府と対立するリスクを冒してでも獲得すべき価値があったということです。
単にゴムのような体になるという能力だけでその価値を見い出すとは考えにくいため、彼がCP9からこの果実を取り戻した背後には、その真の力についての知識があったのかもしれません。
少なくともルフィがニカ状態になったときの懸賞金を見た際には「これが・・・」と言う発言をしており、おそらくこれがうわさに聞くニカか、というように感想を持ったのではないでしょうか
シャンクスが黒幕確定?ルフィを救ったのは計算だった?
シャンクスがゴムゴムの実の正体知っていた、と考えると、それを食べてしまったルフィの価値が圧倒的に高いという事を知っていた可能性が高いです。
当時は、ルフィと言う一人の子供がゴムゴムの実と言う悪魔の実を食べてしまったせいで海で泳げなくなってしまい、そんな子供を助けるために腕一本で助けたとも考えることは出来ました。
しかし、ゴムゴムの実の正体が「ゾオン系幻獣種モデルニカ」という神の名を冠する悪魔の実だと分かった今、この実を確保したのは非常に大きな意味を持っています。
そんな悪魔の実がルフィが食べられる事によって失われてしまえば、いくらシャンクスでも再度手に入れるには苦戦するでしょう。
計画のための自己犠牲としてシャンクスがルフィを守っていた場合、何かしらの意図でルフィの利用することを考えていた可能性があります。
シャンクスが黒幕である可能性、二重人格である可能性、双子・二人いる・兄弟がいるなどの様々な可能性が示唆されている現在においては、この行動にも何かしら意味があったとも考えることが出来ます。
しかし、当時のシャンクスのセリフや表情を考えると、純粋に腕を犠牲にしてでも子供を守りたかったと考えたいところです。
今後の展開はどのようになるでしょうか、楽しみですね。
シャンクスの正体がバレバレ過ぎる件についてまとめ
以上のように、シャンクスには多くの謎と仮説が存在します。
シャンクスはとても魅力的でありながら、出番も少なくまだまだ多くの謎が秘められています、これからさらにシャンクスの情報がどんどん増えていくと思いますので、楽しみですね!
他にもワンピースについて考察や紹介・ネタバレ等しておりますので是非ご覧ください!
引用:ワンピース・尾田栄一郎