こんにちは、今回はワンピース1099話において明らかになったパシフィスタの名前の由来、そして製造秘話が明らかになりました。
Dr.ベガパンクとくまが共に作り上げたこのクローン兵器は、実は当時平和のために作られた機械であり、現在のワンピース内のパシフィスタとはイメージが違います。
そんな平和主義者=パシフィスタについて考察していきます。
↓1099話のネタバレ考察はこちらからご覧ください。
パシフィスタの概要と初登場
パシフィスタは、『ONE PIECE』の世界において、Dr.ベガパンクによって開発された人間型の巨大な戦闘兵器です。これらの兵器は、海軍の力を大幅に増強するために作られました。パシフィスタは、その外見が麦わらの一味のメンバー、バーソロミュー・くまと酷似しています。これは、くまがベガパンクの実験に自らの体を提供した結果です。
パシフィスタの最大の特徴は、その圧倒的な戦闘能力にあります。体内には「PX-0」と呼ばれる強力なレーザー兵器が搭載されており、これによって大規模な破壊力を発揮します。また、その巨体からは想像もつかないほどの高速移動能力を持ち、敵に対して迅速かつ圧倒的な攻撃を行うことができます。
パシフィスタの開発者:Dr.ベガパンク
Dr.ベガパンクは、『ONE PIECE』における最も重要な科学者の一人です。彼は海軍の科学部門のトップに立ち、数々の革新的な技術を開発してきました。その中でも特に注目されるのが、悪魔の実の能力を物体に移植する技術です。この技術により、彼は物体に悪魔の実の能力を持たせることに成功しました。
ベガパンクのもう一つの大きな業績は、パシフィスタの開発です。彼はくまの体をモデルにして、強力な戦闘兵器を作り出しました。また、彼は「人間兵器計画」にも関与しており、これによって人間の戦闘能力を大幅に向上させることを目指しています。
パシフィスタの能力と影響
プロトタイプであるにも関わらず、パシフィスタは麦わらの一味を追い詰めるほどの強さを持っていました。一体を倒すのに一味全員が必要なほどでした。この時点で、後に登場するセラフィムの存在が示唆されていました。また、一体を作るためには軍艦一隻分の資金が必要で、最新鋭の科学技術が詰め込まれていました。
パシフィスタの進化と量産
シャボンディ諸島編以降、パシフィスタは頂上戦争で再登場し、その時点で約20体が量産されていました。その後、ジャックヘッド編ではパシフィスタマーク3が登場し、50体にまで量産されていました。マーク3には、ベガパンクが発明した最強の盾「バブルシールド」が標準搭載されていました。
パシフィスタはくまのクローン、バッカニア族の血を使った兵器?
そして1099話において、パシフィスタがくまのバッカニア族の血を使って作った、平和のためのクローン兵だという事が明らかになりました。
当時くまはDr.ベガパンクの元にジュエリーボニーの青玉鱗の治療のためにやってきておりました、しかし、青玉鱗を治すには膨大な治療費がかかるとのことで、幹細胞をするために移植をするという治療法はまだ確立されておらず、結果的に改造人間(サイボーグ)を作るような手間と時間がかかるということでした。
また逆にサイボーグを作ること自体もこの当時から可能であり、バーソロミュー・くま自身が改造人間になるしかなかったのも、ベガパンクのこの技術が大きく関わっていることが予想できます。
しかしそんなボニーの治療にも転機が来ました。
くまが血液検査の結果バッカニア族の血筋だという事がベガパンク似も伝わり、クローン兵(複製人間)を作る為の血液を貰う事で、ボニーの手術費無料にして治療するという約束をしました。
そして、くま自身はボニーを救うためであれば、どんな不利な交渉でも受け入れたのだとは思われるのですが、ベガパンクが作るクローン兵は、「口からレーザービーム」を出したり、銃弾も聞かない肉体をもつ「未来からきた戦士」としてその夢を楽しそうに語りました。
そしてそんなベガパンクの話を聞いたくまは、誰かの人生をそのクローン兵が救う事になれば自分がバッカニア族として産まれた意味もある、というように、未来の希望のために快くこの夢に協力することを決めました。
そして、くまとベガパンクの会話で、くまは自身の事を気弱な「平和主義者(パシフィスタ)」と言い、その言葉を気に入ったベガパンクも未来の兵士にも平和主義者(パシフィスタ)と名付けようと、笑顔で語りました。
くまとベガパンクは当初は平和のために共のクローン兵「平和主義者(パシフィスタ)」を作る事を目指していましたが、その裏で世界政府の五老星の一人である「ジェイガルシア・サターン聖」がそんなベガパンクの企てを知り、「兵器」であるパシフィスタが平和に使われることに怒り、何やら考えを思っているようなシーンで1099話は終わりました。
現代ではパシフィスタは明らかに兵器であり他者を殺すことに特化しておりました、そんなパシフィスタにはどのようになってしまったのか、今後の展開が不安ですね。
新型パシフィスタ?セラフィムの登場
エッグヘッド編では、パシフィスタの完成形とも言えるセラフィムが登場しました。セラフィムは、ルナーリア族の特徴と大下七武海の血統因子を併せ持つ、より進化した存在です。グリーンブラッドと呼ばれる人工血液が流れており、ベガパンクはこれを「最強の人類」と説明しています。
セラフィムの個体紹介
- Sスネーク:ボアハンコックをモデルにしたセラフィム。メロメロの実の能力を持っています。
- Sホーク:ミホークをモデルにしたセラフィム。スパスパの実の能力を持ち、剣士スタイルで戦います。
- S#:ジンベエをモデルにしたセラフィム。スイスイの実の能力を持ち、陸上でも強力な戦闘能力を発揮します。
- Sベア:バーソロミュー・クマをモデルにしたセラフィム。2級2級の実の能力を持ち、非常に強力です。
セラフィムの弱点
セラフィムは非常に強力ですが、弱点も存在します。悪魔の実の能力を得る際には、その弱点も受け継がれます。また、ルナーリア族の特徴として、背中の炎が消えている間はダメージが通るという特性があります。
まとめ「パシフィスタ(平和主義者)の名前の由来と誕生秘話、くまのバッカニア族の血をつかったクローン兵!」【ワンピース1099話ネタバレ考察】
『ONE PIECE』1099話では、パシフィスタの名前の由来と製造秘話が明らかになりました。Dr.ベガパンクとバーソロミュー・くまによって作られたパシフィスタは、元々平和のために開発されたクローン兵器で、現在のイメージとは異なります。くまはベガパンクの実験に自らの体を提供し、パシフィスタはくまのクローンとして、バッカニア族の血を使って作られました。当初は平和主義者(パシフィスタ)としての役割を目指していましたが、現代では明らかに兵器として他者を殺すことに特化しています。また、セラフィムという新型パシフィスタも登場し、ルナーリア族の特徴と大下七武海の血統因子を併せ持つ進化した存在として描かれています。
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引用:ワンピース・尾田栄一郎