今回はドレスローザ編にて登場した、ドン・キホーテファミリーの一人である「セニョールピンク」の過去がかっこよすぎる、と言う事についてまとめていきたいと思います
セニョールピンクってどんなキャラ?
名前:セニョールピンク
身長:244cm
年齢:46歳
誕生日:6月12日
好物:ルシアンの手料理、ギムレット
悪魔の実の能力:スイスイの実(超人系)
声優:山路和弘
初登場:71巻 第702話『コリーダコロシアム』
セニョールピンクはドンキホーテ・ドフラミンゴの部下である人物であり、立ち位置としては悪の人物です。
そのハードボイルドさ、男らしさから周りには美女に囲まれておりますが、セニョールピンク自身は興味を持つ気配がありません。
悪魔の実の能力により、水中を泳いだりすることが出来る能力者です。
地面を泳いで相手に対して奇襲を行ったりすることが出来ます、戦闘においては相手の攻撃を全て受け切ったり男らしいです、そんな性格から弱いキャラクターだなと思った方も多いのではないでしょうか。
そして、最も気になるのはその見た目とキャラクターです。
赤ちゃんの格好をしながら煙草を吸いつつ、かっこよいハードボイルドな発言をする人物で、見た目と中身が真逆のいわゆるギャグキャラクターのように一見見えます。
しかしその姿には感動すべき理由が隠されていました。
今回はそちらについて紹介していきます。
セニョールの過去が感動する、衝撃の過去回想
それはセニョールピンクとフランキーのバトルのクライマックスです。
お互いがとっておきの技を繰り出し、そして最後のフランキーのラッシュ、薄れゆく意識の中、その雨のような連打を受けながら、過去を思い出します。
それは雨の日の事です。
「ルシアン」と呼ばれる一般の女性と仲良くなった、若かりしセニョール。
セニョールピンクは海賊をしていましたが、ルシアンが海賊の事を死ぬほど嫌っていることから、仕事を銀行員だと偽ります。
海賊であるセニョールピンクはルシアンに嫌われないために必死に嘘をついたのですね。
そして月日が経ち
さらに仲良くなったルシアンとセニョールピンクは結婚にまで至ります。
そして子供を授かります「ギムレット」という名を名づけ、家族三人の幸せな生活が始まるはずでした。
そしてある日の雨の日、ついに事件が起こります。
海賊として外出していたセニョールピンクが家に帰ると、そこには愛する「ギムレット」を失い、悲しむ妻「ルシアン」の姿があります。
もちろん海賊として帰れなかった事情もありますが、ルシアンはそのギムレットのピンチの時に銀行に連絡をしたが、社員ではないという事実がバレてしまいました。
どの様に手に入れた金なのかも不明、そして子供の亡くなる時にそばに入れなかったセニョールピンクに対してルシアンは激怒します。
「父親の資格はもうない」と
もちろんセニョールピンクが家族を愛していた事実は変わりません、しかし嘘をついていたという事実は変わりません。
大雨の中、ルシアンは家を飛び出してしまいます。
嵐の中行方不明となってしまったルシアンをセニョールピンクは必死に探します。
そして、ルシアンを発見したときにはすでに、植物状態で感情を表に出せず、いつ亡くなるかもわからない状態でした。
自分に出会わなければ感情も子供も失う事もなかった、セニョールはルシアンを失いたくないがために海賊でないと嘘をついていたが、その嘘のせいで全てを失ってしまいました。
しかし妻はまだ生きています、ルシアンの声を聴くために何度も何度も話を続けます。
そして、ギムレットのボンネットを着てみました。
するとルシアンが笑顔になりました。
植物状態である彼女が感情を表した奇跡が起こります。
それからというもの、町の人、病院の人にどれだけ笑われ、引かれたとしても、ルシアンの笑顔のきっかけになったこの格好を辞めることはありませんでした。
ドンキホーテファミリー内でも笑われてしまいますが、おそらく理由は話していないのでしょう。
自分とルシアンだけの共通の二人だけの思い出として誰にも言わず、ルシアンの笑顔のためにこのギムレットの格好をし続けるという過去が彼にはありました。
「俺にとっては、どんな高価なスーツより、値打があるんだよルシアン」
彼女の笑顔には値段なんてつけられません。
「この服を着ている間だけ、キミが微笑んでくれるから」
過去に全てを失ったセニョールピンクが、海賊としてのスーツを着た姿を捨てて、赤ちゃんの格好を常にし続けているのは、ルシアンが笑顔になってくれるこの姿をひと時も辞めたくないという強い意志があるのですね。
いかがでしたでしょうか、一見ギャクキャラクターのように見えて、衝撃的な過去と感動の物語、ますますハードボイルドでかっこいいセニョールピンクが好きになりますね。
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