シャボンディ諸島でのバーソロミュー・くまと麦わらの一味の出会いは、『ONE PIECE』の中でも特に印象深いエピソードの一つです。
当時は王下七武海という圧倒的強者であるくまによって麦わらの一味は全く歯が立たず、くまのニキュニキュの実の能力に寄って壊滅させられてしまうという悲劇に陥りました。
くまには勝てる気が全くせず、ここで一味も亡くなるしてしまったのではないかと言う絶望的な展開だったのですが、実際は窮地に陥ったルフィ達をそれぞれ別の場所に逃がしたという衝撃的な展開になりました。
この記事では、くまが麦わらの一味を助けた理由やその背景について、そして、くまが麦わらの一味を飛ばした場所はどこなのか?なぜ飛ばしたのか?について様々な角度から考察していきます。
バーソロミュー・くまによって麦わらの一味が壊滅!シャボンディ諸島での事件とは?
くまと麦わらの一味の出会い
シャボンディ諸島での出来事は、麦わらの一味にとって大きな転機となりました。
当時圧倒的強者として王下七武海の一人として麦わらの一味の前に現れたバーソロミュー・くまは、ルフィ達が束に立っても歯が立たないほど強い存在でした。
くまは、この時点で既に革命軍との関係が深いことが示唆されており、彼の行動一つ一つには深い意味が込められていると考えられていました。
麦わらの一味VSバーソロミュー・くま
くまと一味が戦ったのは、シャボンディ諸島です。
ここではパシフィスタなど数々の戦闘でボロボロの状態になっていた麦わらの一味の前にくまが現れました。
そしてくまは立ち向かってくる麦わらの一味を、一人ずつ、そして確実に消し去っていきました。
一味は何もすることが出来ず、次々と消されてしまい、最後には助けを求めるナミを目の前で消されてしまったルフィ、そして絶望の中にいるルフィも最後には消されてしまったのでした。
圧倒的な絶望感があるこのシーンですが、この後衝撃的な展開が待ち受けていました。
くまの真の目的、ニキュニキュの実の能力で各地に飛ばされて麦わらの一味
麦わらの一味は、亡くなるしたのではなく、世界各地に飛ばされたのだと明らかになります。
そしてそれぞれの島には、一味の個性を成長させるのに適した要素があり、くまが何かしらの目的をもって彼らを飛ばしたのだと予想できます。
くまが麦わらの一味を助けた真の目的には、複数の理由が存在します。
一つは、彼が革命軍の一員として、将来的に重要な役割を果たすであろうルフィを守るためだったというものです。
当時海軍大将である黄猿もシャボンディ諸島に現れており、なにもしなければルフィ達を救うのは難しいです、そんな中くまは一味達を救うためにこの様な行動をしたのだと考えられます。
冥王シルバーズ・レイリーに対しても何かしら作戦を伝えており、ルフィ達を救う事をレイリーに相談することで、自分のココから行う行動を止めない様に伝えているシーンもありました。
海軍を裏切る行動であることがここで明確になりました。
また、ルフィがドラゴンの息子であることも、くまの行動に影響を与えた可能性が高いです。
そしてもう一つの理由はルフィ達に可能性を感じ、成長させることを望んだからです。
このままではおそらくインペルダウンへの投獄か、もしくは処刑など少なくとも今後の成長の機会を大きく逃します。
麦わらの一味への影響
くまによって各々が異なる場所へ飛ばされた麦わらの一味は、それぞれが成長し、新たな力を身につけることになります。この出来事は、彼らが新世界で生き残るために必要なスキルを磨くきっかけとなりました。
それはこの名シーンなどにおいても、ゾロやサンジは一味を守るために自分が犠牲になる事を選んだり、ルフィも仲間を守るために必死で動くなど、一味に対してもくまの理想に近いため、成長させたい、生き残らせたいと考えたとも思われます。
そして実際に麦わらの一味はそれぞれが成長できる場所に瞬時に飛ばされており、元からこの様な目的があり、いずれ飛ばすことは行おうと考えていたのだと思われます。
くま自身も、1097話において自信を犠牲にし国の老人を救っており、一味の自己犠牲の精神には心に来るものがあったのかもしれませんね。
くまが麦わらの一味を飛ばした場所はどこ?
ロノア・ゾロ – クライガナ島シッケアール王国跡地
ゾロは、偉大なる航路のクライガナ島シッケアール王国跡地に飛ばされました。瀕死の状態であったゾロは、ペローナに介抱され、そこでの生活を通じて、彼の精神的な成長が促されました。この地での経験は、ゾロの剣士としての技術だけでなく、精神力をも鍛え上げることに繋がりました。
ナミ – ウェザリア
ナミは、気象に関する知識と技術が集積された島、ウェザリアに飛ばされました。この地での学びは、ナミが航海士としてのスキルを大幅に向上させるきっかけとなりました。ウェザリアでの経験は、ナミにとって航海術だけでなく、戦闘面でも大きな力となりました。
ウソップ – ボウイン諸島
ウソップは、巨人の植物が生い茂るボウイン諸島に飛ばされました。ここでの厳しい環境と巨人の植物との戦いは、ウソップの身体能力と勇気を大きく高めました。また、彼の創造力と工夫が試される場ともなり、戦闘スタイルに大きな変化をもたらしました。
サンジ – カマバッカ王国
サンジは、オカマの楽園として知られるカマバッカ王国に飛ばされました。この地での経験は、サンジの料理技術だけでなく、彼の戦闘スタイルにも新たな要素をもたらしました。カマバッカ王国での修行は、サンジの身体能力と精神力の両方を高める重要なステップとなりました。
チョッパー – トリノ王国
チョッパーは、鳥と人間が共生するトリノ王国に飛ばされました。この地での経験は、チョッパーの医学知識を深め、彼の医者としての能力を大きく向上させました。トリノ王国での学びは、チョッパーにとって医療技術だけでなく、人間と自然との関わりについても考えさせる機会となりました。
フランキー – バルジモア
フランキーは、高度な技術が集まる島、バルジモアに飛ばされました。ここでの経験は、フランキーの工学知識と技術を飛躍的に向上させました。バルジモアでの修行は、フランキーにとって船大工としてのスキルだけでなく、サイボーグとしての能力も大きく進化させるきっかけとなりました。
ニコ・ロビン – テキーラウルフ
ニコ・ロビンは、巨大な橋が建設されているテキーラウルフに飛ばされました。この地での経験は、ロビンの歴史学者としての知識を深め、彼女の考古学的な探求心を刺激しました。テキーラウルフでの生活は、ロビンにとって歴史の真実を追求する上での重要なステップとなりました。
ブルック – ナマクラ島
ブルックは、長い冬に覆われたナマクラ島に飛ばされました。この地での経験は、ブルックの音楽家としての才能をさらに磨き上げました。ナマクラ島での生活は、ブルックにとって音楽の力を再認識するとともに、彼の戦闘スタイルにも新たな要素を加えました。
まとめ「バーソロミュー・くまのシャボンディ諸島で麦わらの一味を飛ばした場所と理由は?」【ワンピース考察】
バーソロミュー・くまと麦わらの一味の出会いは、『ONE PIECE』の物語において重要な意味を持ちます。くまの行動は、一見すると謎に満ちていますが、彼の真の目的を理解することで、物語の深い理解に繋がるでしょう。今後の展開にも注目が集まります。
↓1099話全体のネタバレはこちらをご覧ください(月曜0時ごろ公開予定)
他にもワンピースの考察や最新情報をまとめておりますので是非ご覧ください!
引用:ワンピース・尾田栄一郎
コメント